経王院

住職挨拶

この度は経王結社経王院のWebサイトにお越しくださり、誠に有難う御座います。
皆様のお目にかかれた御縁に感謝いたします。
当山は亀有駅近くの本当に小さな街の寺院であり、祈祷所であり、布教所であります。
お寺の子息として生まれなかった私が、それでも自分の僧侶としての矜持を保ちつつ布教をする拠点としてささやかながら開堂したものでございます。
私は東京都の出身なのですが、長崎県の寺院で長く修行をさせていただきました。長崎県はまだまだ寺院と地域の結びつきが強く「お上人〜子供が産まれたんだけど、名前の字画見てよ〜」とか「お上人〜車買ったから祈祷してよ〜」なんて皆様が本当に気軽に接してくださいました。そんな中で地域の皆様に仏様の言葉をお届けし感謝の言葉をいただけることが私にとって何にも代え難い喜びとなりました。ですので地元である東京に帰ってきて、一抹の寂しさを感じます。
「お寺は葬式や法事をしてもらう所であり敷居が高くて近寄り難い」
実はこの寂しさこそが私が当山を開堂する原動力となりました。仏教はそもそも現実生活と密接に関わっており、普段感じる悩みや苦しみとどう向き合うべきなのかという「仏様の大いなる智慧」なのです。そのような偉大なる仏様の智慧を、いかに皆様に理解しやすくお届けすることができるか。それこそが私のライフワークであります。
「仏様の智慧」は皆様に平等に届けられます。そこには老若男女や貧富の差はありません。
「お金がないから供養ができない」なんてことがあってはなりません。
経済的にご事情があられる方にも広く門戸を開いております。
いつでもお気軽にご相談ください。

再拝合掌

日蓮宗経王結社
住職 仲田 恵慶